毎日かあさん
こんにちは。
ふなしです。
アルコール依存症という病気は、本人は酒から抜け出せないことが辛いです。
だから酒を止めようと決めて断酒をはじめる時は相当な覚悟であります。
依存症は酒をコントロール出来ている人間からしたら、たかが酒くらい、
たかが一杯くらいが命取りにもなりかねない病気です。
世間に大きな誤解もあります。
何年止めていても「これだけ止められたんだから、一杯くらい飲んでも・・・」
が再発のきっかけにもなってしまう。そんな病気です。
ですから断酒をはじめたから、治療しているから、そこ終了でもないし、
尚且つ、酒のせいでくるしんだ家族の傷が本人の断酒をどこまで信用できるか、
なかなか信じられませんよね。
信じられたところで、人によってはドライドランクといって酔っている時と
同じような症状が出る場合もあり、
ですから本人だけ楽になれればいいと言う問題ではありません。
断酒をはじめてからも、家族、周りの人に関して悩んでいるのを気がつかないというか、気がつきながらも、それが自分のせいではないとか、自分の断酒や悩みで精一杯で気が回らないというか、そういうことってないでしょうか?
「毎日かあさん」という本を読みました。
タイトルはアルコール依存症の家族の話なんて思えないやわらかな感じですが。
数年前にきょんきょんと、きょんきょんの元ご主人永瀬正敏で映画化もされてます。
元戦場カメラマンのアルコール依存症の夫(のちに離婚)
と2人の子どもたちのことを書いてあります。
酒に溺れて問題を繰り返す夫、何度も酒を止めようとしますが失敗します。
呆れて突き放したいと思いつつ、なかなかそれが出来ない。
そして子どもは酒乱であっても父親が大好きなのです。
本当は結構ヘビーな話だと思いますが、それをやわらかく、
依存症と家族の関係など読みやすく書いてあります。
・・・と思います。(自分でも数時間で読めましたので)
家族や友人は思っているのです。
依存症者のことを愛しながら、まだどこか憎んでもいる。
でも本当は憎みたくない、精一杯愛したいって。
だから形だけのごめんなさいなんて要らないから
精一杯立ち直っていこうとする本物の姿を
みせてほしいと。
( ̄▽ ̄)・・・・・・・あー。
今日も断酒で。
更新もつづく。