酔いがさめたら、うちに帰ろう
こんばんは。
ふなしです。
「酔いがさめたら、うちに帰ろう」鴨志田穣さんという戦場カメラマンだった方の本です。
彼は何度も大量の血を吐いて、何度救急車に乗っても、
入院を繰り返しても酒が止められないアルコール依存症でした。
そんな依存症の状態、入院、治療病棟などの話です。
鴨志田さんは、6日にブログ書いた「毎日かあさん」の元夫になります。
最後の精神病院での入院の話は、思っていたのとは少し違うというか、
なかなか人間的なものでスッパい感じで面白かったです。
これも「毎日かあさん」同様に結構酷い健康状態の著者の割に
読むのにどぎつくありません。
この本を読んで、「依存症」とは一括りには出来ない。
実は十人十色、いろいろなのだなという理解が出来ました。
患者の離脱症状、せん妄の過程が、それぞれだし、症状の出る順番も異なったりして、お互いがわかりにくいこともあり、同じ病気とはいえ理解しあえない場合もあるのだと思いました。
鬱病なんかも一括りには出来ないといいますね。
「ものの考え方が飲んでいたときと少しも変わらない」というか、
入院したばかりの段階ではまだ心の治療までは進んでいないので当たり前なのですが、
それぞれの孤独感や劣等感、他人に対する怒りや恨み、依存心、自責感、自己憐びんなどで患者同士がぶつかり合いいざこざもあるようです。
またリーダーなどを努める方にスリップ者も多いというのは、本当なのでしょうか?
ただ、この辺りは依存症だからと言ってしまえばそれまでですが、
一般社会の人間関係がこれと違って個々の心が健康的で、
自立していてマシなのかどうなのかは何とも言えないかもしれません。
まあ自分の場合は依存症であるので、自分自身が依存症であるということを受け止めて、受け止め続けて、どんな時に飲酒欲求があるか(何故酒を飲んだか)ひとつひとつそこからなんでしょうね。
真面目人間もいれば、こずるい人間もハチャメチャな人間も入り混じってます。
要するにどんな世界でも、みんなが同じではない。
依存症=全員が同じ種類でもない。
またこの本の入院患者の話は著者の見え方で書かれてますから、
読んでみた感じと実際はまたその人たちに関わると違った感じかもしれません。
これもあまり時間がかからず読めると思います。
機会があれば。
ところでこのブログをはじめて、ちょうど3ヶ月が経ちました。
はじめた当初は「断酒さえしてればいい」そんな考えが99%くらいだったのかも。
いや、心の問題も考えてはいました、いましたけど。
宙ぶらりんだったというか。
現在開始当初とは気持ちはかなり違います。
そして最近になってようやく行動に移せるようになってきました。
それにまだまだわかりません・・・
くじける日もあるでしょう。絶対あるでしょう。
でもそのたびに立ち上がって、まだ成長できますかね?
梨の木になれますかね?
そんなもんになれるわけありませんね。(笑)
( ̄▽ ̄)てか、成長しろよ!そのためのブログだろ。
もう2度と酔わないで、うちに帰りましょう。
割と真面目に書いてみました。( ̄▽ ̄)へへへ
今日も断酒で。
更新もつづく。