溺れる人(ドラマ)

おはようございます。

ふなしです。

 

昨夜「溺れる人」というアルコール依存症の主人公のドラマの動画をみました。

主演は篠原涼子さん、旦那役に西島秀俊さん。

どちらも人気の俳優さんがやってます。

ドラマは10年前のみたいです。

ふなしはこのドラマ(原作も)知りませんでした。

 

<<<連続ドラマでも現在のドラマでもないのでネタバレしちゃいます>>>

 

※ここから下ネタバレあり

 

篠原涼子さん、最初から。

披露宴の時に新婦にも関わらず飲み過ぎちゃうなんていう場面があります。

披露宴にはだいたい酔っぱらてる人っているなあって思いますが、

新婦が自らの生い立ちのビデオが流れている時に、

新郎の酒までとって飲んでいるのにはびっくりしました。

 

そうはいいつつ、キレイな奥さまで酒屋さんなんかにニコニコビールを買いに

出かけたりしたり、キッチンに立ちながら缶ビール片手に・・・と

まあこのくらいならそこそこある感じかもしれません。

とはいえ、今のふなしだったら料理作りながらビールはやっぱり

アル中にいつなってもおかしくないのかなと頭によぎります。

 

西島さんとやり合います。

「毎日飲んでいるじゃないか、飲み方が変だ」

「この一本飲むだけ」みたいな。

「そう言っていて、いつもあるだけ飲んでしまうじゃないか」のような。

( ̄▽ ̄)あ・・・あれ?よくあった場面(自分の)

 

そして残りを流しに捨てられます。

その時の執着の仕方が「あれ?」です。

子どもでもあるまいし、ちょっと自分が好きなものを捨てられるだけで

普通ああはならないのです。

でも酒飲み時代のふなしだったら、酒をあんな風に捨てられたら、

ああなっていたかもしれません。

( ̄▽ ̄)「かも」じゃあねえだろ、確実に騒いでただろ。ふなしさん

 

それから彼女は酒を隠れながら飲むようになります。

しかしそれがバレ口論になり大暴れ、彼女は大怪我をします。

それをきっかけに「酒は止める」と彼に誓います。

 

その時のセリフが確か「飲みたくて飲んでるんじゃない」

(好きで飲んでるんじゃないだったかな?)

これも今だったらふなしもわかります。

 

彼女は酒を止め、子どもも産まれます。

しかし彼女の眼には「酒」が何度も入ってきます。

その「酒」を見る目がやはり普通ではありません。

最初はなんとか我慢しているのですが、ある時禁断の一杯を飲んでしまいます。

 

そこからは地獄の隠れ飲み、それもスゲーなってくらい。

料理酒まで飲もうとするし、製氷器(?)にワインを入れて

氷を作って食べてました。( ̄▽ ̄)え?

 

そしてありとあらゆるところに酒を隠します。

ある日はふら~っと酒を万引きしようとして万引きGメンに捕まります。

 

極めつけは雨の中、ゴミ捨て場で酒の入った瓶を飲もうとするシーン。

篠原涼子がですよ。びっくりです。

( ̄▽ ̄)あ、そこではないか。

 

彼が片っ端から瓶を叩き割りながら言います。

「君が悪いんじゃなくて酒が悪いんだ。酒さえなければ」

 

なんかみていて、ふなしもツラくなりました。

( ̄▽ ̄)もはや酒は人を不幸にする液体となっていたのです。

 

彼がどんな気持ちで酒の瓶を割っていったのでしょう。

こんなものがあるから・・・と。

 

結局必死に寄り添おうとしてくれた彼にも去られてしまいそうになります。

大切なものを失いたくない。彼女は自ら閉鎖病棟へ行くことに。

治らないと彼に合わす顔がないと。

 

そして離脱症状にも苦しみます。

 

ふなしも離脱症状はありました。アレはキツイ。

 

彼も彼で悩みます。

これで嫌いになれてサヨナラ出来るなら、彼だってどんなに楽でしょうか。

そう思ってみると泣きたくなりました。

 

そして病院の先生のセリフ

アルコール依存症の患者が酒を飲むってことはブレーキの壊れた車を運転するようなもの」「一生完治はない」

 

このドラマを見ながら、まだ「ここまでではなかった」

と思ってしまう自分がいました。

どうしてもそう思いたくなる時があります。

でも違います。( ̄▽ ̄)そういう問題じゃないんだよ、ふなし。

 

前の自分だったら(断酒はじめたばかりだったら)

「どこからが依存症だったんだろうか」

と多分考えたかもしれません。

 

が、素面となってたったの数ヶ月ではありますが、

だいぶ考え方も変わってきた気がします。

 

依存症の話を見たり聞いたりしていると、ただの酒好きに見えていたあの時から、

気がついた上に止めなければ、いずれ結果は同じだったと思います。

( ̄▽ ̄)「いつ」なるかが変わるだけで結果は同じ。

 

でも現実はそこで「止められるか」は、かなり微妙。

そこが酒のこわいところなんですよね。

 

ただ実際ここでどっちかに分かれるんですよね。

ピンときて「自分にはその気(アル中)がある」とやめれる人間も実際に存在します。

 

というか、しかもそっちのが実は多かったりします。

会社の飲み会とかでおかしなことする人ってだいたい決まってませんか?

 

普通なら1回失敗とかそういうことがあったとしたら、次から頑なに

飲まなくなります。

(一滴もって意味ではなく)

 

多分酒を最初の一杯飲んだその時から、もしかしたら

二種類の人間に分けられてしまっているのかもしれません。

9:1なのか8:2なのか・・・人数の割合はわかりませんが。

向かう道はどちらかなのでしょう( ̄▽ ̄)

 

ただ、それは「依存症だけの話」であって、

酒で健康を害する人はやはり大勢います。肝臓、膵臓、胃腸、食道等々

だからやっぱり飲み過ぎは良くないのです。

 

このドラマをみていて溺れたように胸が苦しくなったふなしでした。

( ̄▽ ̄)酒はやはり怖い。

 

これは原作もあるようなので、辛いの覚悟で今度読んでみようと思います。

 

世間も相棒も忘年会で、ルンルンランランの時に、

白湯でこれをみたふなし。

自分に重なる部分もアリ、コワくて白湯すらもほとんど飲めませんでした。

( ̄▽ ̄)おい、こういうの毎日みてたら脱水するぞ。

 

そんな祝日も断酒で。

更新もつづく。