酒飲み時代の失敗談 その1(カラオケ編)
おつかれさまです。
ふなしです。
ふなしは寂しいことに、これといって趣味はありません。
なにかはじめても続かず、酷い時には「~体験」とかの後半にはもう嫌になりはじめるほどです。
そんなふなしですが、カラオケは大好きです。
よく飲み会の後の3次会あたりは「カラオケ組~」って言ってカラオケに行ってました。
さて、そんなある日のこと、仕事終わりに飲んだ後
みんなでワイワイカラオケに行きました。
そこには、はじめて会う方も合流となりました。
メガネかけて少し太めの・・・名刺は頂きましたが「よくある顔だな」と
なんとなくそんなこと思った気がします。
さて、カラオケは思った以上に楽しく、盛り上がりました。
酒もまわってノリノリです。
そうこうしているうちにトイレに行きたくなりました。
部屋出てすぐのところにトイレはあったのですが使用中。
少し待ってノックしましたが、ノックが返って来るだけです。
仕方ないので階段登って違う階のトイレに入りました。
そして部屋に戻り
「よし!次なに入れるかなー!もう入れました?」と
そのフトメガネの人に話しかけました。
フトメガネさんは一瞬固まったようにも見えましたが、
すぐに「入れましたので、どうぞ」とリモコンを渡してくれました。
曲を入れて、顔を上げるとなんかこれまたみたことのない、なんか渡部篤郎みたいな方がふなしを不思議そうに見ていました。
「あ、フトメガネさんのところの人か!挨拶しなくては!」
酔っぱらっていながらも
「○○のふなしと申します。おつかれさまです。」と
アツロウさんは「ああ、おつかれさまです。△△です。」とたってお辞儀をしました。
ちなみに渡部さんではありませんでした。はい、どうでもいいですね。
そんなタイミングで曲がはじまりました。
あれ?フトメガネさん曲入れたって言ってたのに・・
ミスチルだし、フトメガネさんマイク取らないし、
ふなしの曲か!よっし!
目の前の飲みかけのルービージョッキのルービーをくいっとひとくちのんで
熱唱いたしました。
歌い終わって次の曲がかかりましたが、なんとふなしの入れた方の曲が・・
( ̄▽ ̄)あ・・あれ?
ミスチル、さっきの曲はフトメガネさんの曲だったのです。
ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!
「あー、すいません!これかわりに歌いますか?」
「いいえ、いいですよ。歌ったことない曲だしどうぞ」
優しい人だな・・・あとで2曲連続でいれてください。といって熱唱。
ん?(熱唱中)
ふなし側の人間がだれ一人いないじゃないかと。
トイレかな?しかし連れショ×にしては人数が多すぎるし。
テーブルに目をやるとルービーのジョッキがひとつしかありません。
ほとんど食べてないスナック菓子のカゴとそれしか・・・
ふなしの手にはルービーのジョッキがしっかりと握りしめられています。
ん?
そっか、ここは階が違っていた・・・ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!
てか、フトメガネさんは、太目でメガネってだけで人違いもいいところ・・・
さすがに酔いも冷め、しどろもどろで謝り、ジョッキの金を取りに部屋の階に行くと
「ふなしさーん、だいじょうぶですかー?ねてるんですかー?」と
トイレの前にふなしの部屋の人が出たり入ったり大騒ぎしてました。
「あれ?ふなしさん・・?」
「あ、ここにもフトメガネさん」
・・・じゃないだろう。この人が本物だった。
不思議な見つめ合い・・・
そして、ふなしが籠城していると疑われていたトイレからは
うんともすんとも聞こえません。
そのうち違うグループの人たちが店員さん連れてきたりでわっさわっさしてました。
「それにしても、トイレにお迎えが来るほど酔っぱらってた?」
と言ってみたんですが・・・
どうやら時間が思った以上に経っていたようです。
ええ!?本当にあの部屋で飲んだのは一杯だけだったのか?
どうやら一杯だけだったらしいのですが、謝っていた時間がとにかくくどく(くどいとは言わなかったが、「物凄くご丁寧に」と何かを訴えるように言ってましたので、そう受け取りました)自分が思っていたのよりはるかに長かったようです。
重ねてご迷惑をかけてしまっていました。
いろんな人に。
いい歳した大人が・・
初対面の人や知らない方に・・・
ブラックアウトだけでなく、こういった有り得ない失敗もふなしにはあるのです。
翌日会社で一次会とかで帰った人に「あー、部屋間違った人だー。人のビール飲んだ人だー。俺いかなくてよかったー」と言われた時は、笑いながらも心で大泣きいたしました。
この辺りから前にも増してブラックアウトが激しくなってきました。
それからまもなく依存症が姿を現し始めました。
この辺りで懲りていれば・・
次の更新へつづく