酒で壊れる

おはようございます。

ふなしです。

 

酒で壊れるのは、落した皿が割れるように壊れるわけではなく、どこかから見えないくらいの小さなヒビがある日入って、小さく小さく進んでいくんですよね。

割れるころには皿全体がヒビだらけ。いろんな方向に。

人間関係だったり、体のことだったり、あっちこっち。

 

コップの水に例えられる時もありますね。

酒を飲み始めた時から一滴、一滴コップに入っていく、いつかそれが溢れると。

 

入口は身近な人に酒の飲み方について注意をうけるか、自分で感じる。

そこで立ち止まれるかどうかで進行具合も違ってきますよね。

 

進行が早く若くして酒に溺れてしまうと「他の人はそうは言っても何十年も飲み続けたんだからいいじゃんか!あっちのがマシ!」と思うかもしれないけれど、飲んでいた年数が長ければ長いほど習慣から抜けるのはまた難しいし、飲んだ年数だけ戻る道も見えにくくなっている。

 

生きている間に「いまさら」なんてないと思うんだけど、今までこうしてきちゃったんだから仕方ないでしょうと、どうにかこうにか酒を飲む理由が欲しいんだろうな。

 

自分もそうだった。

よくわかります。

 

まだ「自分は酒の病気かな?違うかな?」くらいのうちにやめられればどれだけよかったか。

 

病気でないから飲むのではなく、病気でないから今のうちにやめておく。

 

でもあの頃の自分にはぜんぜん無理だった。

わかってからだって、どうにもならなかった。

 

それなのに、あんなに酒ばかりだったのに、やめてみた方が全然ラクで。

もう飲まなくていいんだって、もう酒を飲む必要がないってホッと出来ます。

( ̄▽ ̄)って、酒を飲む必要は元々なかっただろ

 

たまにふっとくる飲酒欲求の時間もどんどん少なくなっていく。

酒から離れていけます。

 

酒の病気は進行性の病で、今病気でなくても同じように飲み続ければいずれそうなります。その前に体の具合が悪くなるかもしれない。

 

そして「いずれ」が来るずっとずっと前に気がつく人が多いのも事実です。

誰でもなる可能性がありますが、なったにはなったの過程はちゃんとある。

 

ブレーキが壊れる前にどこかおかしいなと気がついて、気がついたならアクセルを緩めなきゃならなかった。

運転の仕方を変えなきゃならなかった。

それが出来ないから病気なんでしょう・・・でも・・・( ̄▽ ̄)あー

 

もう車庫から出れないのだから酒の車は手放すしかない。

 

そして今までとは逆に歩いていこう。

自分で壊した道を通り、なおせそうな壊れた部分はなおしながら。

なおせない部分はそうなのだと認めて。

( ̄▽ ̄)みたくねーよ みたい、みたくないじゃない。

四の五の言わず黙ってみてみろ。

そしたら酒なんて飲みたくはなくなるはず。

 

今日も断酒で。

更新もつづく。